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2024
28Jan

四谷快談 No.148  頭隠して尻隠さず

  • 四谷快談

 大谷選手から全国の小学校に送られたグローブが、あちこちで様々な問題を引き起こしている。
 別府市では市役所に展示して市民に公開したのだが、市長の軽率なSNSへの投稿のせいで大炎上しているし、「大谷グローブのタグ」と言ってフリマサイトにアップする転売ヤーもいたとか。引き受け手の学校関係者、特に管理職やその元締めたる教育委員会が慎重にも慎重になるのは良くわかる。滑稽だけど。
 でもねぇ。グローブが汚れもせずピカピカのままガラスケースに飾られる、それって当の大谷選手の望んだことなのかなぁ。「野球しようぜ」と配られたグローブは、キャッチボールやゲームで使われてこそのモノ。大人たちだってそれは良くわかっているはずなのに、何かがどうかして間違うと、子どもたちに届ける前にこうしてストップがかかってしまう。
 善意はこうして何時も幾つも無駄になる。忘れもしない東日本大震災の時。集まった義捐金が一向に被災者に配られなかった。「公平・公正に分配できない」というのが理由だった。日本のすぐれた税金収集システムがあれば、多少の凸凹は追徴なり返戻なりすぐに出来そうなモノなのに、そうはしない。結果、困った人への善意が無駄に時間だけ経過した。
 子どもは、憧れの大谷選手からいただいたグローブを粗末に扱うだろうか。細かく細かく大人がルールを決めるまで子どもたちには使わせないという教育的配慮の名の下に行われるそれは、逆に言えば単におとなたちが子どもを信頼していないことの表れで、さらに言えばおとなたちが自分たちのことを信頼していないことが見えちゃっているだけなのではないか。大人の、隠そうにも漏れ出る不信を取り繕うために費やされる無駄な時間を、子どもたちは許してくれるのだろうか。
 「忖度」とは不信の裏返し。しかも本人も気づかないというのがオソロシイ。いつからこんな世の中になっちゃったかな?

「脇役のリレー」滝澤 貢牧師

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